ものづくり補助金

補助金を利用して、革新的なプロダクツを開発するイメージ

基本情報

「ものづくり補助金」は、もう10年以上募集のある定番補助金です。正式名称は、「ものづくり・商業・サービス」となっており、様々な取り組みに使えます。

最新締切は、2026年5月8日(金)となっています。

採択率の推移

  • 第21次(令和8年1月23日採択発表)
    申請1,872件 → 採択638件
    採択率 34.0%
  • 第20次(令和7年10月27日採択発表)
    申請2,453件 → 採択825件
    採択率 33.6%
  • 第19次(令和7年7月28日採択発表)
    申請5,336件 → 採択1,698件
    採択率 31.8%
  • 従業員数 1~5人 最大750万円
  • 従業員数 6~20人 最大1,000万円
  • 従業員数 21~50人 最大1,500万円
  • 従業員数 51人以上 最大2,500万円
  • グローバル枠 最大3,000万円
  • 賃上げ特例 100~1000万円上乗せ

上記のように、従業員数補助上限が決まります。補助率は、中小企業が1/2小規模事業者などが2/3となっています。

  • 小さい会社・個人事業主でも申請可能です。
  • 申請できる企業規模は、製造業・建設業・運輸業は常勤従業員300人まで、小売業は常勤従業員50人までなど、業種により異なります。
  • 常勤従業員とは、正社員など「予め解雇の予告を必要とする者」を指します。

※ものづくり補助金は、以前は従業員がいなくても申請可能でしたが、現在は、従業員がいない場合、申請できません。ご注意ください。(公募要領p14)

  • 主な経費は、「機械装置・システム構築費」です。必ず単価50万円以上の機械装置等を取得する必要があります。
  • その他に、運搬費・技術導入費・知的財産権等関連経費・外注費・専門家経費・クラウドサービス利用費・原材料費なども補助対象になります。
  • グローバル枠では、海外旅費・通訳・翻訳費・広告宣伝・販売促進費なども補助対象になります。
  • 製造業では、「高度な加工設備の導入」「新製品・新素材・新備品の開発」「量産体制の構築」「自動化・省力化」「高付加価値部品の製造」などが多く採択されています。
  • 食品・農業系では、「急速冷凍」「量産化」「ブランド化」「新製品の開発」などが多く採択されています。
  • 建設系では、「施工の高度化」「DX化」「新工法」「特殊工事対応」などが多く採択されています。
  • 医療・歯科・動物医療系では、「高度診断機器の導入」「先進医療・専門治療」「地域医療」などが多く採択されています。
  • システム系では、「AI・DXシステムの開発」「業界特化型プラットフォーム」「業務自動化」「データ活用」などが多く採択されています。
  1. 公募要領を見て、申請対象になるか確認する
  2. 電子申請アカウントを取得する
  3. 必要書類を揃え始める
  4. 経費計画を組み立てる
  5. 事業計画を組み立てる
  6. 電子申請する
  1. 交付申請で、見積書等を提出する
  2. 交付決定を受ける
  3. 各経費の発注・支払い等を行う
  4. 補助事業を進めながら、実績報告の準備もしておく
  5. 補助事業が完了したら、実績報告する
    ※実績報告の期限は、完了日から10日程度しかない場合もあるため、要注意
申請できる補助金を確認する

計画書作成のポイント

1.計画書作りはなかなか大変

補助金計画書は、書式に合わせて情報を記載していくだけでは不十分です。

制度の目的を十分に理解した上で、審査基準に沿って「なぜこの取り組みが必要か」といったことをしっかり説得できなければ、採択されません。

そこでまずは、本補助金の目的を確認しておきましょう。

2.補助金の制度目的を意識する

公募要領には、以下の内容が書かれています。

中小企業者等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた、革新的な新製品・新サービスの開発や海外需要開拓に必要な設備投資等を支援します

つまり、本補助金の計画書では、「革新的な新製品・新サービス」で「持続的な賃上げ」を目指すことをアピールする必要があります。

3.本補助金の計画書の作り方

本補助金の計画書は、「参考様式」の指示字数制限を守っていけば、完成させることはできます。

「参考様式」をちょっと見ただけの方には、比較的簡単な補助金に見えるかもしれません。しかし、本補助金の採択率は35%程度。実は、かなり手間のかかる部類の補助金です。

何に手間がかかるのか、簡単に見ていきましょう。

まず、本「参考様式」は、他の項目と、内容が重複して見える部分があります。計画書を添削すると、「別の場所にも同じことが書いてある」といったことがよくあります。

しかし、いわゆる重複項目はありません。ですから、「別の場所にも同じことが書いてある」場合には、書くべき内容を、まだまだ狙い切れていないのです。

また、「今回の事業の革新性・差別化」の項目は、1000字では到底書ききれないような内容を要求されています。ここを、いかに上手に整理し、足りない部分をA4 5枚の補足資料で補うかも、採否に大きく関わっていると考えられます。

4.ChatGPT、ご注意ください

「ChatGPT」などのAIを使って作ったと見られる計画書の添削依頼が少なくありません。「ChatGPT」は、会社の特徴など、具体的な内容を作文することが得意ではありません。そのため、自分でちょっと加筆したぐらいでは、以下のような計画書になってしまいます。

  • 具体的な内容がほとんどない、他の会社にもあてはまるような一般論が多い
  • 同じような内容のコピペ・書き換えが多い

ヒアリングシートとしても役に立たないほど、「具体的な記述がほとんどない計画書」も少なくありません。ご注意ください。

5.添削サービスをご利用ください

良い計画書は、項目立て・改行が上手で、内容がしっかり伝わります。審査の人に、短くて分かりやすい文章で、しっかり理解してもらいたいところですね。

その上で、必要に応じて、補足資料の画像や表などで、さらに分かりやすくなるように、情報が補います。こういう計画書は、問題なく採択されます。

お手元に計画書があるようであれば、弊社の添削サービスをご利用くださいませ。コメントが必要ないぐらい書けている場合、費用は頂いておりません

1.補助事業の目的

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(以下「本補助金」という。)は、中小企業・小規模事業者(以下「中小企業者等」という。)が今後複数年にわたる相次ぐ制度変更に対応するため、生産性向上に資する革新的な新製品・新サービス開発や海外需要開拓を行う事業(以下「本事業」という。)のために必要な設備投資等に要する経費の一部を補助する事業(以下「本補助事業」という。)を行うことにより、中小企業者等の生産性向上を促進し経済活性化を実現することを目的とします。

2.補助事業の概要

中小企業者等の生産性向上持続的な賃上げに向けた、革新的な新製品・新サービスの開発や海外需要開拓に必要な設備投資等を支援します。

審査項目1:補助事業の適格性
  • 公募要領に記載の対象者、対象事業、対象要件等を満たしているか。
審査項目2:経営力
  • 本事業により実現したい経営目標が具体化されているか。
  • 市場・顧客動向を始めとした外部環境と、自社の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)等にかかる強み・弱みの内部環境を分析したうえで事業戦略が策定され、その中で、本事業が効果的に組み込まれているか。会社全体の売上高に対する本事業の売上高が高い水準となることが見込まれるか。
審査項目3:事業性
  • 本事業により高い付加価値の創出賃上げを実現する目標値が設定されており、かつその目標値の実現可能性が高い事業計画となっているか。
  • 本事業の課題が明確化され、課題に対する適切な解決方策が示されているか。
  • 本事業により提供される新製品・新サービスや海外需要開拓の対象となる市場の規模や動向の分析がされているか。当該市場は今後成長が見込まれるか。
  • 本事業により提供される新製品・新サービスや海外需要開拓が顧客に与える価値は何か。顧客ターゲットが明確か(顧客の特徴(属性・商圏等)が具体的に特定できているか)。顧客ニーズの調査・検証がされているか(対価を支払ってでも本事業により提供される新製品・新サービスを選択したいと考える顧客がどの程度存在するか)。本事業により提供される新製品・新サービスが顧客から選ばれる理由を理解して
    いるか。
  • 本事業により提供される新製品・新サービスと競合する他社製品・サービスや代替製品・サービスに関する分析がされているか。競合する他社製品・サービスや代替製品・サービスに対して、本事業により提供される新製品・新サービスは差別化がされ、優位性を有しているか。
※グローバル枠のみ
  • 海外展開等に必要な実施体制計画が明記されているか。また、海外事業に係る専門性を申請者の遂行能力又は外部専門家等の関与により有しているか。
  • 事前の十分な市場調査分析を行った上で、競争力の高い製品・サービス開発となっているか。
  • 国内の地域経済に寄与するものであるか。また、将来的に国内地域での新たな需要や雇用を創出する視点はあるか。
  • ブランディング・プロモーション等の具体的なマーケティング戦略が事業計画書に含まれているか。
審査項目4:実現可能性
  • 本事業に必要な技術力を有しているか。また、当該技術力が競合する他社と比較してより優位な技術力か。
  • 本事業に必要な社内外の体制(人材、専門的知見、事務処理能力等)や最近の財務状況等から、本事業を適切に遂行できると期待できるか。また、金融機関等からの十分な資金調達が見込まれるか。
  • 本事業の事業化に至るまでの遂行方法スケジュール課題の解決方法が明確かつ妥当か。
  • 本事業は投入する補助金交付額等に対して、想定される売上・収益の規模等の費用対効果が高いか。また、本事業の内容と補助対象経費とが整合しており、費用対効果が明確に示されているか。
審査項目5:政策面
  • 地域の特性を活かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等や雇用に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長(大規模災害からの復興等を含む)を牽引する事業となることが期待できるか。
  • 異なるサービスを提供する事業者が共通のプラットフォームを構築してサービスを提供するような場合など、単独では解決が難しい課題について複数の事業者が連携して取り組むことにより、高い生産性向上が期待できるか。異なる強みを持つ複数の企業等(大学等を含む)が共同体を構成して製品開発を行うなど、経済的波及効果が期待できるか。また、事業承継を契機として新しい取り組みを行うなど経営資源の有効活動が期待できるか。地域の持続的発展に寄与することが期待できるか。
  • 先端的なデジタル技術の活用、低炭素技術の活用、環境に配慮した事業の実施、経済社会にとって特に重要な技術の活用、新しいビジネスモデルの構築等を通じて、我が国のイノベーションを牽引し得るか。
  • 成長と分配の好循環を実現させるために有効な投資内容となっているか。
  • 米国の追加関税措置により大きな影響を受ける事業者であること。

ものづくり補助金計画書作成例①

補助金の目的や補助額 をチェックするビジネスマンのイメージ

FAQ

1.計画申請時のよくある質問

「公募要領」に、以下のように記載されており、補助対象になりません。

交付決定日よりも前に発注・契約・購入を行った経費はいかなる理由があっても補助対象外となります。

「公募要領」に、以下のように記載されており、原則として補助対象になりません。

  • 原則、現金払い及びクレジットカード払いは不可とします。
  • 振込代行サービス等を活用した代行払いや、手形払い等で実績を確認できないものは一切認めません。
  • ただし、やむをえず少額を現金やクレジットカードで支払う場合は、事前に事務局に相談ください。

使うことは可能ですが、使い切らなかった分は、補助対象になりません。「公募要領」に、以下のように記載されております。

補助事業実施期間終了日時点での未使用残存品は補助対象となりません。

何字で十分かと考えるよりも、必要十分に書くようにします。そして、書ききれないことは、上手に補足資料で補足説明します。一方、あまり書けることがない部分で、字数稼ぎをする意味はありません。

申請することは可能です。公表されている「よくあるご質問」に、以下のように記載されています。

医療機関や介護事業者であっても、医療保険外診療(自由診療)や介護保険外サービスのみの事業であり、重複する部分がない場合は補助対象です。

原則としてできません。例外もありそうですが、例外については公表されておりません。「よくあるご質問」に、以下のように記載されています。

  • 公募申請時に補助事業の実施場所が決まっている必要があります。
  • 原則、採択後に実施場所を変更することは認められません。
  • 公募申請時点で建設中の場合や土地(場所)のみを確保して建設予定である場合は対象外です。
  • 補助事業の実施場所が自社の所有地でない場合、交付申請までに不動産登記事項証明書により所有権が移転していることや賃貸借契約書等により使用権が明確であることが必要です。

補助区分が変わって、補助率が変わる可能性があります。それ以外には、あまり影響はありません。「よくあるご質問」に、以下のように記載されています。

  • 小規模事業者の判定
    人数が増えた場合には補助率が下がる等の影響が生じますのでご認識ください。
  • 補助上限額の判定
    応募時の人数で決まりますので、その後の人数変動には影響を受けません。

「解雇の予告を必要とする者」を指します。正社員の他、派遣社員・契約社員・出向者・技能実習者も、含まれる場合があります。代表者などは含まれません。

見込値・計画値を入力することが可能です。「よくあるご質問」に、以下のように記載されています。

新規会社設立などにより基準年度となる決算が存在しない場合のみ、基準年度を補助金の額の確定に至った日を含む事業年度とすることができます。

「よくあるご質問」に基づき、以下のような経費を、「人件費」として計算します。「人件費」には「役員報酬」「法定福利費」なども含みます。

人件費とは、企業が従業員及び役員に対して負担する経費であり、給料、賃金、賞与及び役員報酬等に加え、福利厚生費や法定福利費、退職金を含みます。

  • 売上原価に含まれる労務費(福利厚生費、法定福利費、退職金等を含んだもの)
  • 一般管理費に含まれる役員給与、従業員給与、賞与及び賞与引当金繰入れ、福利厚生費、退職金及び退職給与引当金繰入れ
  • 派遣労働者、短時間労働者の給与を外注費で処理した場合のその費用
  • ただし、これらの算定ができない場合においては、平均給与に従業員数を乗じることによって算定してください。

「よくあるご質問」に基づき、以下のような経費を、「給与支給総額」として計算します。「給与支給総額」には「役員報酬」は含みますが、「法定福利費」などは含みません。

給与支給総額とは、従業員及び役員に支払った給与等であり、給料、賃金、賞与及び役員報酬等は含み、福利厚生費や法定福利費、退職金は除きます。

■含まれる経費

  • 従業員や役員に支払う給料、賃金、賞与
  • 各種手当(残業手当、休日出勤手当、職務手当、地域手当、家族(扶養)手当、住宅手当等の給与所得とされるもの)

■含まれない経費

  • 退職手当などの給与所得とされないもの
  • 福利厚生費

年度の途中で入社・退社した人がいる場合には、その方の給与は除いて考えます。「よくあるご質問」に、以下のように記載があります。ご注意ください。

  • 1人あたり給与支給総額の算定にあたり含める従業員は、基準年度及びその算定対象となる各事業年度において、全月分の給与等の支給を受けた従業員とします。
  • 新規・中途採用した従業員の給与支給総額等は入社の翌事業年度以降から給与支給総額等に含めて計算をお願いします。
  • 退職した従業員の給与支給総額等は当該事業年度以降から給与支給総額等の算定対象外としてください。

2.採択後のよくある質問

いいえ、すぐには始められません。採択後、「交付申請」という、経費についての本格的な審査が始まります。不備があれば、事務局から経費内容の修正の連絡が来て、対応しなければなりません。不備が全部なくなったら、「交付決定通知書」という書面が届きます。補助事業は、この書面が届いてから始めます。

いいえ、そうでもありません。ものづくり補助金では、採択人数だけでなく、交付決定を受けた人数も公表されています。毎回、1割ぐらいは交付決定に至っていません。

 採択日採択交付決定
第17次2024/5/20185178
第18次2024/6/2520701932
第19次2025/07/2816981440

2025年12月22日 時点

いいえ、補助金を申請する側が、見積内容を主体的にコントロールしていく必要があります。特に、1件あたり50万円を超える場合には、「見積依頼書」という様式が用意されております。これを使って、見積書をもらうようにします。

いいえ。例えば、システム開発では、採択事業者向けの「jグランツ入力ガイド」に、以下のように記載されています。

システム構築費の場合は仕様書を添付してください。

機械装置・システム構築費は、他の設備と同じように管理すればよいですか?

いいえ、他のものと同じように管理することは許されません。補助事業の手引きに、以下のように記載されています。

ア.補助対象物件受払簿(機械装置等設備を製作する場合の部品)を整備する。
イ.購入物件ごとの納品前後の写真及び送付伝票の写真を撮る。
ウ.補助対象物件及び付属品に「R1もの補助」の表示を行う(シール、マジック等)

表示例
R1(〇〇次) もの補助 機-(番号)
※ものづくり補助金事業以外での使用禁止

補助金の採択情報を確認するビジネスマンのイメージ

私たちのサポート

1.申請相談

  • 顧問契約等はございません
  • 国の補助金だけでなく、都道府県・市区町村の補助金などの相談も承っております。
  • 補助金を申請できるのか本当に対象になるのか、迷っている段階でも問題ありません。まずは気軽にご連絡ください。
  • 認定支援機関様からのご相談や、採択後のご相談なども、お待ちしております。

2.計画書の作成

小規模事業者持続化補助金 着手金19,800円~ ものづくり補助金 着手金66,000円~
省力化補助金 着手金66,000円~ 新事業進出補助金 着手金130,000円~ 他

3.計画書の添削

S評価:無料 特に改善点が見つかりません。そのまま申請してみてください。 A評価:2200円 十分書けています。1000字未満程度で、改善のポイントをご案内します。

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