中小企業省力化投資補助金

基本情報

「中小企業省力化投資補助金(一般型)」は、2025年に募集開始になった、新しい補助金です。

最新締切は、2026年5月中旬(予定)となっています。

採択率の推移

  • 第4回(2026年3月6日採択発表)
    2100件申請→1456件採択
    採択率 69.3%
  • 第3回(2025年11月28日採択発表)
    2775件申請→1854件採択
    採択率 66.8%
  • 第2回(2025年8月8日採択発表)
    1160件申請→707件採択
    採択率 60.9%
  • 第1回(2025年6月16日採択発表)
    1809件申請→1240件採択
    採択率 68.5%
  • 5人以下 最大750万円
  • 6~20人 最大1,500万円
  • 21~50人 最大3,000万円
  • 51~100人 最大5,000万円
  • 101人以上 最大8,000万円
  • 特例上乗せ 250~2,000万円

上記のように、従業員数で、補助上限が決まります。補助率は、中小企業が1/2(特例で2/3)、小規模事業者などが2/3となっています。

  • 小さい会社個人事業主でも申請可能です。
  • 申請できる企業規模は、製造業・建設業・運輸業は常勤従業員300人まで、小売業は常勤従業員50人までなど、業種により異なります。
  • 常勤従業員とは、正社員など「予め解雇の予告を必要とする者」を指します。
  • 応募申請時点で従業員数が0名の場合、補助対象外となります。※公募要領p18
  • 主な経費は、「機械装置・システム構築費」です。必ず単価50万円以上の機械装置等を取得する必要があります。
  • その他に、運搬費・技術導入費・知的財産権等関連経費・外注費・専門家経費・クラウドサービス利用費なども補助対象になります。
  • 製造業では、「加工」「組立」「溶接」「検査」「包装」「充填」など、様々な機械化・自動化が採択されています。
  • 建設業では、「加工」「測量」「検査」のデジタル化や、「危険作業」の機械化などが多く採択されています。
  • 食品系では、「調理」「加工」の効率化や、「品質管理」の効率化などが多く採択されています。
  • サービス系では、「OCRのAI活用」「無人受付」「顧客管理・事務処理の自動化」などが多く採択されています。
  • 医療・介護系では、「施術・ケア」の効率化や、「見守り・安全管理」「記録」などのデジタル化が多く採択されています。
  1. 公募要領を見て、申請対象になるか確認する
  2. 様式3「省力化指数」を確認する
  3. 電子申請アカウントを取得する
  4. 必要書類を揃え始める
  5. 経費計画を組み立てる
  6. 事業計画を組み立てる
  7. 電子申請する
  1. 交付申請で、見積書等を提出する
  2. 交付決定を受ける
  3. 各経費の発注・支払い等を行う
  4. 補助事業を進めながら、実績報告の準備もしておく
  5. 補助事業が完了したら、実績報告する
    ※実績報告の期限は、完了日から10日程度しかない場合もあるため、要注意
申請できる補助金を確認する

計画書作成のポイント

1.計画書作りはなかなか大変

補助金計画書は、書式に合わせて情報を記載していくだけでは不十分です。

制度の目的を十分に理解した上で、審査基準に沿って「なぜこの取り組みが必要か」といったことをしっかり説得できなければ、採択されません。

そこでまずは、本補助金の目的を確認しておきましょう。

2.補助金の制度目的を意識する

公募要領には、以下の内容が書かれています。

人手不足解消に効果があるデジタル技術等を活用した専用設備
付加価値額生産性向上を図る
賃上げにつなげる

つまり、本補助金の計画書では、人手不足専用設備賃上げといった要素をしっかり説明する必要があるのです。

3.省力化指数を組み立てる

本補助金の計画書は、まずは様式3「省力化指数」から作ります。省力化指数は、なるべく「1」になるように上手に組み立てたいところです。

業務フローが出来上がって、採択される計画書が作れるとなったら、今度は「参考様式」を使って、計画書を作成します。

4.書式フリー、計画書を作成する

計画書の1ページ目は、「参考様式」をほとんど変えずに使います。

計画書の2ページ目以降は、書式は自由です。「参考様式」がありますが、余分な外枠があったり、項目が中途半端に細かかったりして、使いづらいです。

そのため、2ページ目以降は、事業内容によって、項目を柔軟に調整しながら作成していく方が良いです。

実際の採択事例では、A4 7~10枚程度で採択されています。フォントはUDゴシックの9~10を使っています。参考まで。

5.計画書を添削してみると…

皆さん、「省力化指数」の作り方に、苦しんでいます。添削させて頂いたお客様の多くが、単なる業務時間の羅列になっており、改善させて頂いています。

「省力化指数」の組み立てで大切なことは、「人の動きがイメージしやすい業務フローになっていること」と「分かりやすいビフォーアフターであること」です。これは補助金に限らず、システム開発・業務改善でも同じです。

6.添削サービスをご利用ください

私たちは、元々システム開発などを多数支援しておりますし、自社事業でも「ものづくり補助金」に、アプリ開発で採択されております。そのため、業務フローづくりは、元々得意分野です。

添削サービスのみでも、「省力化指数」を大きく改善できる可能性がございます。ぜひ弊社の添削サービスをご利用くださいませ。コメントが必要ないぐらい書けている場合、費用は頂いておりません

中小企業省力化投資補助事業(一般型)(以下「本事業」という。)は、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等が IoT・ロボット等の人手不足解消に効果があるデジタル技術等を活用した専用設備を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とします。

(1) 補助対象事業としての適格性

公募要領に記載の対象事業、 対象者、 申請要件、 補助率等を満たすか。 なお、「1-1. 中小企業省力化投資補助事業(一般型)の目的」に沿わない事業は対象外となります。

(2) 技術面

省力化指数や投資回収期間、 付加価値額、 オーダーメイド設備の4つの観点について評価します。

  • 省力化指数が高い取組であることが示されており、 その記載内容や算出根拠が妥当なものとなっているか。
  • 投資回収期間が短い取組であることが示されており、 その記載内容や算出根拠が妥当なものとなっているか。
  • 付加価値額の年平均成長率が大きい案件であることが示されており、 その記載内容や算出根拠が妥当なものとなっているか。
  • 人手不足の解消に向けて、 デジタル技術等を活用した専用設備 (オーダーメイド設備) 等の導入等を行う事業計画であることが示されているか。 また、汎用設備であっても、 事業者の導入環境に応じて周辺機器や構成する機器の数、 搭載する機能等が変わることや、 省力化に資する汎用設備を組み合わせて複数導入することでより高い省力化効果や付加価値を生み出すことが示されているか。
(3) 計画面

スケジュール等が具体的か、 企業の収益性、 生産性、 賃金が向上するかを以下の観点から評価します。

  • 補助事業実施のための社内外の体制 (人材、 事務処理能力、 専門的知見等) や最近の財務状況、サイバーセキュリティ対策の状況等から、 補助事業を適切に遂行できると期待できるか。 金融機関等からの十分な資金の調達が見込まれるか。
  • 補助事業の成果が優位性や収益性を有し、かつ、 省力化による結果に至るまでの遂行方法及びスケジュールが妥当か。
  • 本事業により高い賃上げを実現する目標値が設定されており、かつその目標値の実現可能性が高い事業計画となっているか
  • 補助事業を実施することにより、 部分的な省力化に留まらずに会社全体にシナジーや成果をもたらす取組みとなっているか。 具体的には、 補助事業で省力化された時間や労働力を高付加価値業務に振り向けることで賃上げにつながるような、会社全体における柔軟なリソースの最適化の観点をふまえた内容となっているか。 そのうえで「労働生産性」 「1人当たり給与支給総額」 等の算出根拠に妥当性があるか。
(4) 政策面

地域経済への貢献や、 我が国の経済発展のために国の経済政策として支援すべき取組であるかを評価します。

  • 地域の特性を活かして高い付加価値を創出し、 地域の事業者等や雇用に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長 (大規模災害からの復興等を含む)を牽引する事業となることが期待できるか。
  • 事業承継を契機として新しい取組を行うなど経営資源の有効活用が期待できるか。
  • 先端的なデジタル技術、 ロボットの活用、 低炭素技術の活用、 環境に配慮した事業の実施、 経済社会にとって特に重要な技術の活用、 新しいビジネスモデルの構築等を通じて、 我が国のイノベーションを牽引し得るか。
  • 革新的で優れた省力化技術を持つ中小事業者の製品(イノベーション製品)を導入する意欲的な取組を通じて、人手不足という我が国の社会課題を解決する製品の市場拡大に寄与することが期待できるか。
  • 米国の追加関税措置により大きな影響を受ける事業者であるか。

中小企業省力化投資補助金計画書作成例①

中小企業省力化投資補助金計画書作成例②

補助金の目的や補助額 をチェックするビジネスマンのイメージ

FAQ

1.計画申請時のよくある質問

公募要領には、以下のように記載されています。

ICT や IoT、AI、ロボット、センサー等を活用し、単一もしくは複数の生産工程を自動化するために、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携などを通じて、事業者の個々の業務に応じて専用で設計された機械装置やシステム(ロボットシステム等)のことをいいます。

汎用の設備は補助対象になりませんか?

公募要領には、「単に汎用設備を単体で導入する事業については、本事業の対象とはなりません」と記載されています。ただし、以下のような場合には補助対象になるとも記載されています。

汎用設備であっても、事業者の導入環境に応じて周辺機器や構成する機器の数、搭載する機能等が変わる場合や、汎用設備を組み合わせて導入することでより高い省力化効果や付加価値を生み出すことが可能である場合には、オーダーメイド設備であるとみなし、本事業の対象となります。

「公募要領」には、以下のように記載されています。

算定対象となる給与等は、給料、賃金、賞与、各種手当(残業手当、休日出勤手当、職務手当、地域手当、家族(扶養)手当、住宅手当)等、給与所得として課税対象となる経費を指します。福利厚生費、法定福利費や退職金は除きます。

「応募申請の手引き」には、以下が含まれると記載されています。給与支給総額に加算します。

  • 役員報酬
  • 売上原価に含まれる労務費(福利厚生費、退職金等を含んだもの。)
  • 一般管理費に含まれる役員給与、従業員給与、賞与及び賞与引当金繰入れ、福利厚生費、退職金及び退職給与引当金繰入れ

中途で入社・退職した方の分は、計算から外す必要があります。「応募申請の手引き」には、以下のように記載されています。

基準年度及びその算出対象となる各事業年度において、全月分の給与等の支給を受けた従業員とします。

中途採用や退職等で全月分の給与等の支給を受けていない従業員については、全月分の給与等の支給を受けていない事業年度に限り、算出の対象から除く必要があります。

2.採択後のよくある質問

いいえ、すぐには始められません。採択後、「交付申請」という、経費についての本格的な審査が始まります。不備があれば、事務局から経費内容の修正の連絡が来て、対応しなければなりません。不備が全部なくなったら、「交付決定通知書」という書面が届きます。補助事業は、この書面が届いてから始めます。

いいえ、そうでもありません。本補助金ではありませんが、ものづくり補助金では、採択人数だけでなく、交付決定を受けた人数が公表されています。毎回、1割ぐらいは交付決定に至っていません。本補助金も、計画申請・交付申請を丁寧に進めなければ、交付決定を受けられません。

もの補助採択日採択交付決定
第17次2024/5/20185178
第18次2024/6/2520701932
第19次2025/07/2816981440

2025年12月22日 時点

いいえ、「交付申請の手引き」には、以下のように記載されています。

見積を依頼する際には口頭で行わず、必ず見積依頼書を作成してください。

「交付申請の手引き」にポイント・注意点が書かれています。以下、抜粋します。

  • 見積依頼内容と同条件の見積内容であること。
  • 一式表記は認められません。
  • 一括値引きは認められません。
  • 日本語以外の言語の場合、翻訳がついていること。他

見積依頼書・見積書の他に、仕様書が必要です。

「交付申請の手引き」に、「合理的な理由とは、知的財産権や独占販売権などにより販売元が限られているようなことが客観的に分かる理由を指します」と書かれています。なお、以下のような場合には、「合理的な理由」とならないことも明記されています。

  • オーダーメイド設備のため。
    ※ただし、理由がある場合は”単にオーダーメイドであるということではなく、なぜ当該発注先に依頼したのか”を説明してください。
  • かねてより当該企業と付き合いがある。
  • アフターフォローが充実している。
  • 機密情報の漏洩リスクがあるため、相見積書の取得ができない。
  • 商業習慣である。
  • 社内規定で決まっている。
  • フランチャイズ契約先からの指定である。
  • 近隣に契約先(発注先)が見つからない。 他

いいえ、他のものと同じように管理することは許されません。補助事業の手引きに、以下のように記載されています。

対象物にはシール等を貼付してください。原則補助対象物全てに貼付が必要になりますが、貼付が難しい場合は可能な範囲で対応してください。シール等には管理番号を付し、「補助対象経費チェックリスト」内にある「保管リスト」の管理番号と一致させてください。

表示例
中小企業省力化投資補助金(一般型)
※省力化投資補助金事業以外での使用禁止
取得日:2025年12月24日 設備-01

補助金の採択情報を確認するビジネスマンのイメージ

私たちのサポート

1.申請相談

  • 顧問契約等はございません
  • 国の補助金だけでなく、都道府県・市区町村の補助金などの相談も承っております。
  • 補助金を申請できるのか本当に対象になるのか、迷っている段階でも問題ありません。まずは気軽にご連絡ください。
  • 認定支援機関様からのご相談や、採択後のご相談なども、お待ちしております。

2.計画書の作成

小規模事業者持続化補助金 着手金19,800円~ ものづくり補助金 着手金66,000円~
省力化補助金 着手金66,000円~ 新事業進出補助金 着手金130,000円~ 他

3.計画書の添削

S評価:無料 特に改善点が見つかりません。そのまま申請してみてください。 A評価:2200円 十分書けています。1000字未満程度で、改善のポイントをご案内します。

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